舞鶴赤十字病院 入院患者の早期退院を支援 土・日の休日リハビリを導入 「起きる」「歩く」など日常動作を指導【舞鶴】
投稿日時:2014年06月18日(水)
手術後の入院患者の早期退院を支援するため、倉谷の舞鶴赤十字病院(西田和夫院長)は、休日リハビリを実施している。外来の休診日である土・日曜日に、理学療法士などの専門スタッフが、日常動作などのリハビリメニューを患者に指導している。
急性期や回復期の患者が早期退院できるように、都市部の病院では土・日曜の休日リハビリがすでに導入されているが、スタッフが少ない地方では進んでいない。近隣では福知山市民病院が土曜日のみ、丹後中央病院(京丹後市)が土・日に行なっている。
舞鶴赤十字病院では昨年11月から取り組みだした。主に整形外科の患者たちを対象に、手術から1週間目の急性期の患者には全員に、2週間目に入ると必要に応じて行なっている。また、年末年始など4日以上休日が続く日には、回復期の患者にも対応する。
リハビリテーション科は理学療法士19人、作業療法士6人がいるが、スタッフ1~2人が休日の1日あたり約10人を担当。寝ていることで体が弱る廃用症候群を防ぐため、患者の病室でベッドから起きて、車いすや歩行器を使ってトイレや食堂などに移動したり、リハビリセンターで器具を利用したリハビリなどの指導をする。
リハビリテーション科の小幡彰一課長は「患者さんたちにアンケートをしましたが、休みにリハビリができて心強いという声をいただきました。スムーズにいい状態で自宅へ戻れるよう、スタッフの理解を得てがんばっていきたい」と話している。
写真=リハビリに取り組む患者とスタッフ
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