ギャラリー・サンムーン17周年記念 所蔵の日本昔話挿絵を初公開 藤田嗣治作品展 7月13日まで【舞鶴】
投稿日時:2014年07月08日(火)
パリの画壇で活躍した画家の藤田嗣治(1886~1968)が描いた日本昔噺の挿絵を紹介した作品展が、浜のギャラリー・サンムーンで開かれている。同画廊の17周年を記念し、オーナーの佐藤保明さんが所蔵するコレクションを初公開した。藤田といえば優雅な裸婦や猫をテーマとした作品で知られるが、パリ画壇で脚光を浴び始めたころの1923年、日本の伝説を紹介する版画集が、藤田による編集、訳、挿絵でパリで出版された。全13話の昔話が限定2100部で発行された。鬼女になった清姫の道成寺、鵺退治をした源頼政、亀にのった浦島太郎、母を背負う姥捨山の場面が、独特の流れるような細い線で描かれている。佐藤さんは「17年画廊を続けることができ信じられない気持ちです。美術館でも見られないような藤田の昔話の絵を見ていただき、文化への関心を高めてもらえれば」と話している。7月13日まで。【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン
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