ゴム銃製作 射撃競技楽しむ ポリテク京都の学生たち ものづくりの魅力に触れる 世界ランク上位者も輩出【舞鶴】
投稿日時:2014年10月10日(金)
舞鶴市内のポリテクカレッジ京都生産技術科の学生たちが、自ら製作したゴム銃を使った射撃競技を楽しんでいる。デザインにも凝り銃の性能を高めて練習を積み重ね、日本ゴム銃射撃協会認定の公式大会にも出場し、種目別で世界ランキング1位になった学生もいる。遊びを通してものづくりの魅力に触れている。ゴムを弾代わりにして的に当てる競技。縦4センチ、横3センチの長方形の的に1・6メートル離れた位置から狙うマッチボックス、幅10ミリ、縦横5ミリの直方体の的を5つ並べ、1メートル離れた位置から撃つフライシュート、糸を結び吊り下げた5円玉の大きさの標的を狙うコインペンドラムの3種目がある。各種目によって時間と弾数の制限などが設けられている。銃はどんな材質でもいいが、長さや重さなど規定がある。1年間の公式大会での得点記録を合計して、3種目総合の世界ランキング、種目別の世界ランキングを決定する。9月現在で世界には2969人の競技者がいる。昨年春にポリテクカレッジ石川(石川県)から転勤してきた指導員の刈部貴文さん(35)がゴム銃と大会を紹介したところ、当時の1年生たちがものづくりサークルを結成し、昨年12月から銃の設計をしてプラスチックを材料にレーザー加工機で完成させた。自分の手に合うようにグリップの太さを調整し、サイドグリップを装着して両手で握れるようにしたり、各自が工夫を凝らした。 1月に京都市で開かれた競技会に初出場し、木村成志さん(20)が、新人賞と暫定で総合世界ランキング8位の好成績を収めた。また、西田源さん(19)がマッチボックス種目で満点の25点を出し世界ランキング1位についた。9月にも大会があり、木村さんは総合ランキング35位と下げた。現在部員は1、2年生の10人。サークル長の三田村悠平さん(19)は「先生からゴム銃を紹介され、自分でもやってみようと仲間を募った。勉強したことが活かせることができ面白い」、木村さんは「以前から射的が好きだった。刈部先生を目標にもっとうまくなりたい」と話す。総合ランキング26位の刈部さんは「同じ銃を10個作っても性能はそれぞれ違う。自分で作った製品を使い、ものづくりを趣味にもしてもらえれば」と指導している。10月11、12日に開かれるポリテク祭の11日午後1時~同3時、ものづくり教室でゴム銃づくり体験ができる。
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