舞踊家の奥田昭さんとジュン子・オクダさん夫妻 南フランスのニースとモナコで「青の舞」公演 【舞鶴】
投稿日時:2002年02月15日(金)
パリやシドニーなどで海外公演を行ってきた舞踊家の奥田昭さん(69)とジュン子・オクダさん(65)の夫妻=舞鶴市北吸=が、南フランスのニースと隣国のモナコで公演することが決まり、2月20日に渡仏する。米国同時多発テロ以降の不安な世界情勢に、安らぎと平和がもたらせるようにとの願いを込めて「青の舞」を踊る。
今回の海外公演は、世界的なファッションデザイナー、宮崎東海さんの要請を受けて決定した。奥田夫妻と親交のある宮崎さんは、舞踊衣裳のデザイン・制作を手がけており、25日にモナコのエルミタージュホテルで、日本の伝統の布地を使ったファッションショーを開催。これに花を添えるため、奥田夫妻の舞踊公演を依頼した。
また、宮崎さんの夫の岳麗さんは21日から25日まで、ニースのアジア博物館で、自作の「画展 書展」を開催。この会場でも数回、舞踊公演を行うことになっている。
モナコとニースで公演するのは創作舞踊「青の舞」。「あ」は天の光、「お」は地の声を意味し、「青」は天地の合体、陰陽の調和、さらに無限創造の世界を暗示した舞踊という。奥田さんは「国内外にも、天地にも平和が達成されるようにとの願いを込めて踊りたい」と話している。
奥田夫妻は、そろって世界的に著名な舞踊家、邦正美氏に師事。平成5年にダンスデュオを結成して以来、精力的に国内外で公演活動を続けている。平成4、5年には、2年連続して、中国・大連市のアカシア祭、オーストラリア・シドニー市でのジャパンフェスティバルで公演。このほか、同7年には、駐仏日本大使館主催でパリ公演も行っている。
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