聖母の小さな学校 自分見つめ卒業・進級 不登校の生徒たち 4月から次のステップへ【舞鶴】
投稿日時:2015年03月20日(金)
不登校の児童生徒のためのフリースクール「聖母の小さな学校」=上安=で3月14日、卒業式と進級式が行なわれた。自分と向き合う中で人と関わる力を見につけた生徒たちが次のステップに踏み出し、関係者たちが祝った。学校に行けない小・中・高校生を受け入れ、学校教員や市民ボランティアも協力し、様々な授業や体験を重視した行事も行い、いまの自分を見つめる。これまで約200人が同校を巣立ち、高校や大学に進学、社会人になっている。今年度は約2年間聖母に通った中学生1人が卒業、中・高生の2人が進級した。また、昨年度聖母を卒業した高校1年生がこの1年間、力をつけるため聖母に通い、この3月で聖母を離れる。最初は聖母への通学も苦しかったが、次第に雨や雪の日も自転車で通えるようになり、自分の考えも言えるようになった。支援者たちが見守った式典では、梅澤秀明代表が「ここが楽しいと思えるようになった時が聖母での卒業です。不登校の自分を認めることができなかった時期を経て、いまでは自分を受け入れ仲間や先生を信頼することができるようになりました。聖母で学んだことを忘れず4月から社会に向け進んでほしい」と述べ、卒業の色紙を贈った。生徒たちは「人として大切なことを学んだ」「自分の課題が見つかり聖母に来てよかった」と振り返った。
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