まいづる細川幽斎田辺城まつり 芸屋台で「子供歌舞伎」初再現 恒例の武者行列も練り歩く 前夜祭では明倫小児童が籠城戦語る【舞鶴】
投稿日時:2015年05月29日(金)
第24回まいづる細川幽斎田辺城まつり(同実行委員会主催)が5月24日、南田辺の舞鶴公園一帯で開かれた。細川幽斎の田辺城籠城戦をモチーフにした芝居や行列など様々な催しが行われ、23日の前夜祭も含め約3万3000人(主催者発表)の人出でにぎわった。今年は初めて、昭和30年ごろまで朝代神社の祭礼で演じられていた「子供歌舞伎」復活への試みが行われた。寺内、魚屋、新町、竹屋の4地区の芸屋台に、小学生の男女が武者などに扮して2人ずつ乗り込み、明倫小6年生児童による「田辺籠城」の講談に合わせて寸劇を披露。籠城戦の一場面を演じ、刀を構える姿などに多くの観客から拍手が送られた。恒例の武者行列では、海上自衛隊員らが扮する鎧武者や、幼・保育園児のちびっこ武者、町内太鼓、クイーンまいづるによる細川ガラシャ、韓国民団舞鶴支部の「サムルノリ」らが西地区市街地を練り歩き、祭りを盛り上げた。前夜祭は23日夜、舞鶴公園で開かれた。明倫小学校5年生たちが、田辺籠城戦での幽斎の活躍を描いた講談を演じるなどした。舞鶴よさこい連の踊りで前夜祭がスタートし、続いてみつる幼稚園児たちが長い台詞の田辺八景の場面を大きな声で演じ、よさこいにっぽん聖も踊りを披露した。明倫小5年生たちは「田辺城籠城の一席」を発表。城で采配を振るう幽斎の様子、幽斎を助けようと使者を送り出すいきさつなどを、武将などになりきって語った。公園内には市内の園児たちが描いた絵灯籠450基が置かれ、夕闇に灯りが浮かび上がった。
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