赤れんがパーク駐車場にしらねのいかり設置 市民と海自 友好の証【舞鶴】
投稿日時:2015年07月28日(火)
北吸の赤れんがパーク駐車場に、今年3月に退役した海上自衛隊の護衛艦「しらね」のいかりが、モニュメントとして設置され、「海の日」の7月20日、除幕式が行われた。1980年就役のしらねは、2009年から舞鶴に配備され、東日本大震災の災害派遣などで活躍。新型艦「ひゅうが」が舞鶴に配備され、退役した。舞鶴で最後を迎えるしらねの記憶を残そうと、市民らが昨年、「舞鶴しらね会」を結成し、海自舞鶴地方総監部などにいかりの保存を要望。市が海自から貸与を受け、高さ約2・4メートルのモニュメントとして、赤れんが倉庫や艦艇を見渡すことができる駐車場入り口に設置した。除幕式には、多々見良三市長、堂下哲郎舞鶴地方総監、海自関係者や舞鶴しらね会のメンバーら約50人が出席した。「しらね」最後の先任伍長だった辻原健二准海尉(53)は「舞鶴に記憶が残り、とてもありがたい」、しらね会の塩見邦夫会長(70)は「市民と海自の友好の証であり、舞鶴と海を象徴できるモニュメントになった」と喜んでいた。
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