女子高生のグループ討論で最優秀賞 日星高の福原さん ソロプチユースフォーラムで男女平等へ 意見まとめ発表【舞鶴】
投稿日時:2015年08月21日(金)
日星高校看護科3年の福原絵美子さん(17)がこのほど、国際ソロプチミスト舞鶴(河田礼子会長)の代表として、大阪府吹田市の国立民族学博物館で開かれた、国際ソロプチミストアメリカ日本中央リジョン主催の「ユース・フォーラム2015in大阪」に出場した。各府県の女子高校生たちと「世界における女性たちの生き方」をテーマにグループディスカッションを行い、リーダーとして意見をまとめて発表し、最優秀グループ賞を受賞した。(渡辺由徳)ソロプチミストは、職業を持つ女性たちでつくる国際的な社会奉仕団体。アメリカに所属する日本は国内を5つのリジョンに分け、舞鶴は近畿・中部2府12県で構成する日本中央リジョンに属する。ユース・フォーラムは、未来の指導者となる若い女性たちが討論し、自分の考えを伝える体験の場として2年に一度開かれ、今年で9回目。福原さんは5月に舞鶴で開かれたユース・フォーラムの論文発表で、フィリピンでのボランティア活動を通して感じたことや、看護師として発展途上国で働く将来の夢を語り、舞鶴の女子高校生8人の中から代表に選ばれた。大阪のフォーラムには同リジョンから97人が出場し、7グループに分かれて2日間ディスカッションが行われた。最後に各代表の7人が、会員や生徒ら約350人の前で意見をまとめて発表した。福原さんはグループ内で推薦を受けてリーダーを務めた。約4分間の発表では、社会進出などの男女平等を示すグローバル・ジェンダー・ギャップ指数の数値が、日本より発展途上国の方が高い現状を初めて知ったことや、学校で教えてもらえない情報を知ることの大切さ、討論に男子高校生も参加する機会を設け共有することなど、男女の差別を無くすために必要な意見や提案を述べた。最優秀賞は2グループに贈られ、福原さんの発表は、討論で出た全員の意見を拾い上げた姿勢が評価された。福原さんは「グループを背負っての発表だったので、高校生活で一番緊張した。有り難い機会を与えてもらったのでこれで終わりでなく、舞鶴でも高校生同士が様々なテーマでディスカッションし合える場を設けて、繋げていきたい」と話していた。
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