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幸せの青い蜂市内初記録 府レッドデータ絶滅危惧種【舞鶴】

幸せの青い蜂市内初記録 府レッドデータ絶滅危惧種【舞鶴】

投稿日時:2015年09月01日(火)

瑠璃色の美しい斑紋を持つルリモンハナバチ(2015年8月12日、山口裕さん撮影)

 京都府レッドデータブックの絶滅危惧種であるルリモンハナバチが8月21日、舞鶴市内で初めて採集・記録された。瑠璃色の美しい斑紋を持ち、「幸せを呼ぶ青い蜂」として知られている。ルリモンハナバチはミツバチ科で体長13~14センチ。本州や四国、九州、朝鮮半島、中国などに分布し、夏から秋にかけて現れる。宿主が餌として確保したものを食べる「労働寄生」をするが、生態の詳細は不明。京都府内では1970年代に京都市内で記録された後は、2014年に同市と京丹後市のみで目撃されただけだった。14年9月2日、余部下の自転車道脇に咲いていたアキノタムラソウの花にいたハチを、環境省自然公園指導員の山口裕さんが撮影し、後日調べるとルリモンハナバチであることがわかった。今年8月12日、山口さんは再び同じ場所でこのハチがいたのを確認し、連絡を受けた市内のアマチュア昆虫研究家の黒田悠三さんが8月21日、ルリモンハナバチ1匹を採集した。山口さんは「青い不思議なハチだなと思った。同じ場所で見つけてびっくりした」、黒田さんは「舞鶴がいかに自然に恵まれた環境であるかを感じ、自然保護や生物多様性の大切さを理解するきっかけになれば」と話している。

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