創立70周年 市文化協会の歌完成 安久さん作詞、東出さん作曲 記念式典で初披露 舞鶴の情景込め 振興誓う【舞鶴】
投稿日時:2015年10月16日(金)
舞鶴市文化協会(山内哲夫会長)が創立70周年を迎え、浜の総合文化会館で10月4日、記念式典が開かれた。70周年の記念事業で作られた「舞鶴市文化協会の歌」も初披露され、感謝状を贈呈された作詞の安久菊枝さん=和田=、作曲の東出裕成さん(66)=南田辺=らも見守る中、市内の合唱グループ「MGNOS(マグノス)」が歌唱し、式典に出席した約600人がさらなる舞鶴の文化振興を胸に誓った。(渡辺由徳)同協会は、終戦まもない1945(昭和20)年12月8日に、地域文化の復興を目指して創立された。現在は俳句や民踊、書道、華道、演劇など104団体の1948人が活動している。式典で山内会長は「先輩たちの精進と努力に敬意を表し、みなさんとともに文化の輝くまち舞鶴を一層盛り上げていきましょう」とあいさつした。「文化協会の歌」は、1992(平成4)年からの同協会の念願で、23年の時を経てようやく完成した。昨年9月から歌詞を公募し、短歌サークル「文化交流潮風の会」会長の安久さんの作品が選ばれた。歌詞には舞鶴の海と山や、れんが、城下町といった東西の特色が盛り込まれている。安久さんは「東西の文化が手を組んで舞鶴が発展するよう願いを込めた。愛唱歌として歌い継がれたらうれしい」と話していた。作曲は、ニューサウンズオーケストラのメンバーで元コンサートマスターの東出さんが、同協会から依頼を受け担当した。東出さんは「何日も歌詞を読んでいるうちに自然に浮かんできた。口ずさみやすく、舞鶴の情景に合うメロディーを強調した」と話していた。式典では、協会の発展に貢献した90歳以上の9人を含む17個人と、17団体が文化協会表彰を受けた。式典後には、「田辺城」「引き揚げ」「海」をテーマにした3部構成で、民謡、洋舞、邦楽、吟舞など約20団体による特別合同祭典のステージの部が披露された。また、工芸や絵画、写真など約700人の作品も、3日間に亘って同館に展示された。11月29日まで「市総合文化祭」として、加盟団体による作品展や舞台発表が、市内の各会場で行われる。
舞鶴市文化協会の歌
一、幾重にも 寄せては返す
波のごと 学びの希望
ふくらます 我らの誇り
ああ舞鶴の 文化協会に
夢よひろがれ
二、輝ける 五老岳を
ふり仰ぎ 高き文化を
めざしつつ 我ら励まん
ああ舞鶴の 文化協会に
輝きぞあれ
三、東西の 舞鶴の文化
重ね逢う 美(は)しきれんがと
城下まち いよよ栄えん
ああ舞鶴の 文化協会に
躍進ぞあれ
-
-
2022年10月07日
小浜線開業100周年
100人超えで大掃除・ 老若男女が汗流す
-
-
2022年09月30日
倉谷の大泉寺
お地蔵さま“水浴び”
年に一度のリフレッシュ
-
-
2022年09月09日
秋到来 黄金のひと時
南野陽子さんら舞鶴の里山を満喫
室牛地区の水田で
市民ら稲刈り作業で親睦深める