全ての子供に居場所を 大空小学校の実践記録 ドキュメンタリー上映会 2月27日、赤れんがパーク4号棟【舞鶴】
投稿日時:2016年02月16日(火)
大阪市住吉区の公立大空小学校の取り組みを、長期間にわたって追いかけたドキュメンタリー映画「みんなの学校」(真鍋俊永監督)の自主上映会が2月27日、舞鶴、北吸の赤れんがパーク4号棟で開かれる。全ての子供に居場所がある学校づくりをしようと、児童や教職員、地域の人たちが一緒になった活動と成長が描かれている。(青木信明)大空小は全児童220人。その内、発達障害など特別支援教育の対象となる子供たちが30人いるが、特別支援学級は設けず、みんなが同じ教室で学び、不登校の子はいない。木村泰子校長(昨年3月定年退職)の元、学校での唯一の約束は「自分がされていやなことは人にしない、言わない」こととする。他の学校へ通えなくなった転校生が来ても、「どんな状態の子もそれが個性」として、周りの子や教師、地域の大人たちが悩み、戸惑いながらもともに歩み見守っていく。そうした過程で成長していく子供たちの姿を、関西テレビスタッフらが2012年4月から1年間撮影し、各地で上映されると反響を呼んでいる。13年度の文化庁芸術祭大賞などを受賞した。舞鶴市内の保育士と保護者ら7人でつくる実行委員会が上映を企画。保育士の三木綾花さん(26)は「人との関係や学校の枠にはまらず悩み、学校に通えない子供たちが増えているように感じます。そんな中、大空小の取り組みに希望を見出すことができました。しんどい思いをしている大人と子供たちに見てもらって、希望を感じてほしい」と話している。上映は午後2時から。定員80人。大人1,000円、中高校生800円、小学生500円。託児もする。要予約。【問い合わせ】電話090・9621・9275、三木さん。
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