食品コンクール 大浦みかんゼリー3位 ふるる 地元産を使い製造【舞鶴】
投稿日時:2016年02月26日(金)
舞鶴市瀬崎の市農業公園「舞鶴ふるるファーム」を運営する農業法人ふるる(秋安俊豪代表)が製造する「大浦みかんゼリー」が、食品産業センター主催の「優良ふるさと食品中央コンクール」国産農林産品利用部門で、第3位の食品産業センター会長賞を受けた。地元産の新鮮な温州ミカンの果汁を使い、素材のよさを活かした一品になっている。大浦半島の瀬崎などでは江戸後期から温州ミカンの栽培が始まり、1960年代に府による営農振興でミカン園が拡大したが、オレンジなどの輸入で生産者は減り、現在は約10戸が続ける。日本海側に面した地にあるが、対馬暖流の影響で霜にあたらず、甘味と酸味のバランスが絶妙な大浦ミカンのファンも多い。2006年開業のふるるは、地域の食材を使って加工品作りをするのを基本コンセプトにしており、スタート時から大浦みかんゼリーを販売してきた。果汁を手で絞り、果肉のつぶつぶの食感も入っている。1個205円で同ファームのみで販売し、年間2000~3000個を生産する。市の「ふるさと舞鶴あぐりブランド推奨品」にも認定されている。製造をするパティシエの淡路みちよさんは「先輩からのレシピを引き継ぎ、素材の味を活かしてこれからも作りたい」、秋安代表は「これを契機にミカンの木が増え、次の世代につながれば」と話していた。
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