献茶式 平和の願い伝えたい 最終船「白山丸」が入港した「9月7日」 引き揚げのまち語り継ぐ【舞鶴】
投稿日時:2011年09月09日(金)
引き揚げの歴史を語り継ごうと、「第3回引き揚げのまち舞鶴 献茶式」が9月7日、平の引揚記念公園内石のモニュメント前で開かれ、約150人が参加した。舞鶴市文化協会茶道連盟の会員による献茶が行われたり、地元の小・中学生がメッセージを述べた。 舞鶴港は1945年10月から58年まで、旧ソ連などから引揚者を迎え入れた。亡くなった茶道・華道教授の木村千代子さんが花とお茶で引揚者を迎えたことから、最終船「白山丸」が入港した9月7日に合わせ、市文化事業団が献茶式を開いている。参加者全員が黙祷した後、献茶に続き華道連盟の会員たちも献花した。若浦中学校生徒会長の猪野貴利さん(3年生)が「決して忘れることのないように心に深く刻み、継承して行かなければと決意した」、大浦小学校児童会会長の浅尾七海さん(6年生)と副会長の小田英理華さん(同)が「舞鶴で学んだ平和の願いを伝えていくことが私たちの使命。未来は私たちがつくります。任せてください」と力強く述べた。
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