脱原発へ活発な議論 ピースプロジェクトの会合に約30人 京都市など南部住民も参加【舞鶴】
投稿日時:2011年09月13日(火)
脱原発へ向け活動している市民たちでつくる「舞鶴ピースプロジェクト」が9月8日夜、河原の岡田中基幹集落センターでミーティングを開いた。京都市のNGO「グリーン・アクション」代表で環境ジャーナリストのアイリーン・美緒子・スミスさん、南丹市や京丹波市などの市民グループの代表者ら約30人が集まり、活発な意見を交わして連携を強めた。アイリーンさんは世界的に活躍した写真家で夫のユージン・スミスさんと水俣公害の取材・撮影に取り組んだ。また、米国スリーマイル島原発事故では調査のため現地に1年間居住し住民にインタビューをした。この日の会合では「舞鶴など府北部は脱原発運動にとって重要な地域。なぜなら浜岡に次いで大地震の危険が若狭にあるから。一番リアルに原発事故の問題を感じられるのがこの地域だ」とした。また、今夏節電が呼びかけられた一方、事故の影響で再稼動されない原発が増えた現実を踏まえ、「いま全国で11基しか原発は動いてないが、これでこの夏の電力は乗り切れた」と指摘した。 原発なしで暮らしたい丹波の会」の児玉正人さんは「原発なきあとのまちの再生を地元で考えなければならない。舞鶴での活動に南部の人たちも関心を寄せ交流を提案している」と語った。同プロジェクトの村本敏さんらは「舞鶴は世界でも最多の14基の原発に隣接する特別な地域。市民、行政と一体となれるテーマを見つけ取り組みたい」と話した。
10月2日、講演会 「若狭の原発と、私たちの未来」
宮津市鶴賀「みやづ歴史の館」で
宮津市民らでつくる「アイリーン・美緒子・スミスさんのお話を聞く会」主催の講演会「若狭の原発と、私たちの未来」が、10月2日午後2時~同4時、宮津市鶴賀のみやづ歴史の館で開かれる。入場無料。託児(事前予約)・手話もある。
【問い合わせ】電話0772・46・5048、吉田さん
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