率先して避難を 守田さん語る 子どもの未来を考える舞鶴ママの会 原発防災学習会【舞鶴】
投稿日時:2016年03月29日(火)
原子力防災について考える学習会が3月23日、舞鶴市余部下の中総合会館であった。篠山市の原子力災害対策検討委員を務める京都市在住のフリージャーナリスト、守田敏也さんが原発災害の事前学習や様々なシュミレーションを重ねた避難訓練の有効性、率先して避難することの大切さを語った。原発事故時に放射線の甲状腺被曝を防ぐため、安定ヨウ素剤の事前の全戸配布を求める市民グループ「子どもの未来を考える舞鶴ママの会」(添田光子代表)などの主催。約50人が来場した。守田さんは篠山市が1月に、原発から30キロ圏外で初めてヨウ素剤を事前配布した取り組みを示し、「事前配布は避難の意識づけにもなる」とアドバイスした。東日本大震災の教訓から、避難すべき事態を認めず避難が遅れたこと、周囲の行動に合わせたことなどの災害時の心理が被害を大きくし、率先して逃げた釜石市の中学生たちの事例を紹介。「原発災害は過小評価されがちで、市民が能動的に防災を考え、行政を助けるべき」とし、具体的に家族らと落ち合う場所、逃げる場所、友人らと助け合う防災協定を結ぶことなどを提案した。添田さんは「被災者の苦しみを想像して、私たちも行政と一緒に防災や避難を考えたい」と述べた。同会は3月24日、ヨウ素剤の事前の全戸配布を求める要望書を多々見良三市長あてに提出した。
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