引揚記念館 ベルカフェ 週末は「元祖肉じゃが」を 旧海軍のレシピで提供【舞鶴】
投稿日時:2016年04月01日(金)
平の舞鶴引揚記念館内の「ベルカフェ」が、舞鶴にゆかりのある料理を来館者に味わってもらおうと、旧海軍のレシピを再現した「元祖肉じゃが」を、土日祝日限定のメニューとして提供している。肉じゃがは、舞鶴鎮守府初代司令長官の東郷平八郎が、青年期に留学していた英国で食べたビーフシチューを作らせてできた甘煮であるとされ、舞鶴の海上自衛隊第4術科学校が保管する海軍厨業管理教科書に調理法が記載されている。分単位で、牛肉、砂糖、醤油、ジャガイモ、ニンジン、コンニャク、タマネギの順に入れる調理法で、市民グループの「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」が再現し、元祖として普及に取り組んでいる。カフェを運営するNPO法人ガバナンス舞鶴の石橋裕志理事長(47)が、同実行委の会長兼料理長の伊庭節子さん(67)に指導を依頼し、スタッフが調理法を学んで3月19日から提供を始めた。伊庭さんは「レシピ通りに作ると不思議とコクが出ておいしい。元祖を広めてもらえると期待しています」、石橋さんは「舞鶴の歴史と文化を舌で体感してほしい」と話している。1日10食限定で、単品450円、ランチ700円。【問い合わせ】電話60・2216、ベルカフェ。
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