オールジャンル同人誌即売会「参羽鴉in舞鶴」−自分の“好き”を表現する場所
投稿日時:2016年12月09日(金)
北吸の赤れんがパーク4号棟で11月27日、オールジャンル同人誌即売会「参羽鴉(さんばがらす)in舞鶴」が開催され、関東から九州まで約50ブースが集まり、300人を超える来場者でにぎわった。このイベントは北近畿がつながり、盛り上がることで北近畿のクリエイターを育てる発表の場、コンテンツを創り出す魅力的な場となることを目指し、兵庫県豊岡市で9年、舞鶴市で4年開催されている。同人誌とは明治時代ごろ、文芸作家達が、出版社や大衆の趣向に縛られることなく、仲間同士で楽しむための発表活動として、同じ志を持った者たちが自主制作で文芸誌を制作したのが同人誌の始まりとされており、文学のみならず、書道や美術の世界でも同人活動が行われ、正岡子規や夏目漱石などの文豪も製作したと記録が残っている。戦後には漫画を主体とした同人誌が登場、石森章太郎や藤子不二雄を輩出し、現在では漫画・アニメ・ゲームの二次創作を中心としてサブカルチャーの一翼を担う存在となっている。
全国の地域新聞を集め、地域新聞の流通などを研究し、まとめた冊子「全国新聞事情」を販売する横浜新聞研究所の宮本武さん(44)は「地域新聞を見ることで、その街の特色が分かる」と地域新聞の魅力を語った。地域新聞を探し求め全国を行脚(あんぎゃ)する旅も2週目となり、発行した冊子は23冊に上るそうだ。実行委員長の沼田枝里子さん(30)は「最初は地元の人が多かったが、年々関わる人が増えています。自分の“好き”を表現してほしい」と語った。
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