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5連覇で新しい歴史作る HI―Cさん DJの世界大会で最多の優勝果たす 「原発事故受け 日本のためにプレーを」【舞鶴】

5連覇で新しい歴史作る HI―Cさん DJの世界大会で最多の優勝果たす 「原発事故受け 日本のためにプレーを」【舞鶴】

投稿日時:2011年12月16日(金)

優勝しトロフィーを手にするHI―Cさん(左)とDJ YASAさん(ロンドン市内で)

 DJの世界大会「DMC ワールドDJチャンピオンシップ」がこのほど英国ロンドンで開かれ、白糸中学校出身のターンテーブル演奏家、HI―C(ハイシー)さん(29)=舞鶴市田中町=が、チーム部門で5年連続優勝をした。フランスチームの4連覇を超える大会最多の歴史を作った。不良少年だった10代のころ、ターンテーブルの日本チャンピンの演奏を見て衝撃を受け、独自に猛練習を積んで2003年に国内大会で優勝し、大阪でDJの仕事をしながら音楽づくりに熱中した。演奏は回転台を2台備えたターンテーブルの装置を使い、2枚のレコードを手でこすって前後させるなどの奏法で、元々レコードに収められている曲とは異なる新しい音楽を作り出す。DJ YASA(ヤサ)さんとユニット「Kireek(キリーク)」を結成し、ターンテーブルの世界最高峰であるDMCの世界大会で07年に初優勝。その後、欧州などのイベントに招かれ演奏活動を続ける。5連覇のかかった世界大会には15組が出場。決勝で2人は、クイーンの「ウィ・ウィル・ロックユー」など20曲を使って6分間演奏し、15人の審査員から大会史上初となる全員1位の評価を受けた。演奏の冒頭には福島第1原発事故を踏まえ、「原発はいらない」とメッセージを訴えた。HI―Cさんは「好きで始めた音楽の最高の舞台で名前を刻むことができうれしい。今回の大会では大震災や原発事故のこともあり、日本のためにプレーしようとステージにあがった」と話している。12月21日にはNHKテレビ「あほやねん!すきやねん」に出演する予定。ツイッターのURLはhttp://twitter.com/#!/KIREEKdjhic

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