自分の生まれた地を知る 池内小でふる里学習
投稿日時:2017年02月17日(金)
7日、布敷の池内小学校で「ふる里学習」が行われた。同校では昨年から福祉教育と共に地元の歴史教育に力を入れている。総合学習「池内の歴史」をテーマに6年生13人が3チームに分かれ「別所鉱山」と今田の「上殿古墳」、岸谷と上根にあった「池内小学校の分校」について調べてきたことを、まとめる授業がなされた。特別講師として元池内幼稚園の園長で、地元の文化財や歴史に詳しい久手嘉朗さんと城南会館の品田正明館長を招き、池内地区の文化財を示した地図などを使いながら、生徒たちとの質疑応答や意見交換がなされた。2年生のときに別所鉱山を題材に自由研究に取り組んだ坂根翔太くん(12)は久手さんの持ってきた同鉱山で採取した水晶石に目を輝かせた。「別所鉱山で銅や鉄が採れるのは知っていましたが、水晶が採れるというのは初めて知りました。久手先生の話は知らないことばかり、どんどん新しいことを知れるのは楽しいです」と知ることの面白さを語った。生徒たちは舞鶴市史や郷土資料を利用したり、祖父母に話しを聞くなどして詳しく調べており、まとめたものを横80㎝縦150㎝の模造紙にまとめていった。久手さんは「過去を知ることで将来をどう生きるかを展望できます。こうやって自分の故郷を調べるということは本当に大切なことです。今日子どもたちを見て、一人ひとり目の輝きが素晴らしいと感じました。一生懸命郷土の学習に取り組む姿を見て私は安心しました。みんな良い池内の生徒になって下さい」と生徒たちに思いをなげかけた。
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