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着物の華咲き、笑顔咲く 舞鶴踊り子隊デビュー

着物の華咲き、笑顔咲く 舞鶴踊り子隊デビュー

投稿日時:2017年04月11日(火)

 松陰の西港第2ふ頭に9日、フランス船籍のロストラル(乗客定員264人)が寄港した。寄港に合わせた歓迎の催しのひとつとして、市内の女性らで結成された「舞鶴小町踊り子隊」がおもてなしの踊りを初めて披露した。当日はあいにくの空模様で屋内での披露になったが、メンバーらが色とりどりの着物で優雅に踊り、歓迎に華を添えた。同隊の中心を務める仲井玲子さんは、「忙しい日々が続いていたので、あまりデビューの実感は無かったが、今日までの苦労を共にしてきた皆が凛々しく踊る姿を見て涙が溢れた」と感無量の面持ちで満足感を漂わせた。もともとは、仲井さんがクルーズ船の乗客をもてなす行事を催す中で、海外からの客に手軽に着物を着てもらうことは出来ないかと考えたことがきっかけとなった。そのときに行き着いたのが、パーツで簡略化され時間をかけずに着付けが出来る「ドリッコ着物」だった。真っ先に考えたのは、着物レンタルの事業だったが、この着物を発案した京都市のNPO法人「京小町踊り子隊」の岩崎裕美代表から「舞鶴にも踊り子隊を作ってはどうか」と誘いを受けた。仲井さんを中心に有志が集い、月に数回指導を受け練習を重ねた。今年度は、約40回クルーズ船が寄港することになっている。「舞鶴の地にお越しいただく観光客の方々に、まずはじめに良い印象を持っていただきたい」と仲井さん。踊りの上達だけではなく、まずはおもてなしの心をいかに伝えられるかに重きを置いているという。当地に咲いた着物の華。観光客らの笑顔が増えていくことに期待したい。同隊では、随時新規女性隊員を募集している。年齢は不問。問合せは仲井さんまで。電話090-5642-0871

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