綱引きで深める親睦の輪
投稿日時:2017年12月26日(火)
「三笠っ子綱引き大会」が13日、三笠小体育館で行われた。児童やPTA、職員らが綱引きを通して交流を深めた。チビッコソフトボール大会が昨年幕を閉じたことを受け、ソフトボールに代わる行事をと、PTAを中心に議論が続いた。選定基準は、校内で児童、保護者、職員らが気軽に参加できる楽しい行事。その結果、「綱引き」の企画に至った。
同小では初めての企画ということもあり、綱引きの「綱」も2本新たに購入した。10月22日に開催を予定していたが、台風21号の影響で中止となっていた。13日は、当初の予定から約50日後の開催。待ち望んだ事業実施だった。体育館には児童、PTA、職員ら約60人が参加。1年から6年までの児童が混合チームとなり、男女別で3チームがリーグ戦で競った。冒頭、堀真由美校長が「やっと綱引きが出来ます。今までの練習の成果を発揮して、気持ちを1本の綱に託して頑張りましょう!」と檄を飛ばした。運動会では馴染みがあるものの、屋内の綱引きは初めてという児童も多かった。だが、それぞれ要領を飲み込むのは早く、チーム一丸となり体を必死に後ろに反らして、勢いよく綱を引っ張りあった。大会が始まると周りからは保護者や職員らが「頑張れ!」「あきらめるな!」などの応援の声が体育館に響いた。
【PTAチーム 市大会で初出場3位】
児童らの大会が終わると三笠小PTAと児童らの対戦が行われた。同PTAのチーム「三笠綱太郎 俊英」は、3日にあった「舞鶴市民綱引き大会」に今年初めて参加し一般の部で見事3位を勝ち取った。上位2チームは、海上自衛隊と海上保安庁。「別格」の2チームに続く、価値ある3位で、同PTAは大いに湧いたという。今回は凱旋試合の意味合いで、児童たちとの対戦が行われた。結果は、低学年には勝利したものの、高学年には敗北。しかし、勝敗はともかく、子どもたちとの「距離」の近さに同小の児童を取り巻く環境の素晴らしさが際立っていた。6年生の広兼匠真さん(12)は「初めてだったけど面白かった。チームで協力して勝てた。大人のチームは簡単に引っ張ることができた。6年生でもう終わりだけど、出来るならまたやりたい」と笑顔で話していた。同PTAの堀口宏之会長(43)は「初めての大会だったが皆楽しんでもらえたと思う。今後も続けていきたい」と話した。綱引きがもたらす校内環境の充実。今後さらに深化していくことを期待したい。
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