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共にくつろぐ ゆるり空間

共にくつろぐ ゆるり空間

投稿日時:2018年01月16日(火)

ログハウスの趣きが和やかな雰囲気を演出する店内

【障害者が働くカフェ「まぐlaカフェ ゆるり」オープン】

 真倉の国道27号線沿いに障害者が店員として働くカフェ「まぐlaカフェ ゆるり」が昨年11月にオープンした。責任者の森野孝弘さん(37)は「お客様、働くスタッフ、皆がゆったりとできる場所を目指します」と話し、地域住民、障害者、職員が「ゆるり」とした雰囲気で交流できる場所を目指す。

【場所は真倉国道27号線沿い】

 同カフェは、まいづる福祉会の新しい生活介護事業「まぐらゆるり」の1つとしてオープン。同事業は「カフェ」「アトリエ」「給食」を三本柱としており、障害者20人が働く。平にある「まいづる作業所」の利用者が西地区で働ける場をつくろうと、事業所を運営する同福祉会が始めた。場所は国道27号線沿いの真倉四十田、ログハウスレストラン「ロッキーA」跡にある。木造2階建て。ログハウスの趣きを残し、味わいのある木のアメ色が居心地良い空間を演出している。席数は全20席。職員9人がバックアップするが、カフェ運営などの経験はなく、メニューや接客など手探りの中で始めていったという。「カフェ」では障害者6~7人が接客や掃除などをして交代で働く。コーヒーや紅茶などの飲み物のほか、カレーや日替わりランチなどを提供する。オープンから3ケ月「からあげ定食」が人気で、名物として地元客などでにぎわっている。月1回第3土曜は〈びっくりメニュー〉として大食いチャレンジを始めた。約1kgのご飯のカツカレーが出され、30分制限で食べきることが出来れば無料。無理なら3000円。

【2階にはリラックススペースも】

 2階にはリラックススペースとして個室を2室設置した。テレビや漫画を見ながらくつろげる。1時間500円。「給食」事業はもともとまいづる作業所にあった厨房機能を移設した形で運営している。職員が作った給食を作業所へ配達する。「アトリエ」がカフェの隣に併設されており、障害者が粘土や織物、絵画などを制作する創作活動スペースとなっている。得意なことを活かし、アート作品に付加価値を付ける形で売り出していく考えだという。また、真倉地区の農家と契約し、産地直売の野菜販売「旬菜いちば」を始めた。カフェ目的でなく新鮮野菜を求めにくる地元客も集まりだしたという。森野さんは「まだまだ手探りの部分はありますが、おかげさまで安定してお客様も来て頂いている。始まったばかりですが、今後も少しずつ活動を広げていきたい」と話した。

「まぐlaカフェ ゆるり」は国道27号線沿い
▽真倉四十田
▽営業時間午前11時から午後2時まで
▽[お問い合わせ]TEL:0773TEL:0773-60-6279
(井上 務)

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