かんたん指編みで 世界に1つのマフラー
投稿日時:2018年01月19日(金)
子どもたちが手芸の面白さを体験する「冬休み子ども手芸教室」が6日、東公民館であった。小学生たちが指だけで編む「指あみ」で手作りのマフラーに挑戦した。冬休みを機会に、普段習う機会の少ない手芸に興味を持ってもらおうと、同公民館が企画した。当日は14人の小学生が参加。市内の手芸教室で教える藤井當子さんを講師に、指あみの編み方を学んだ。「指あみ」は編み棒やかぎ針を使わず、指のみで編んでいく編み方。コツを掴むと手軽に編んでいくことができ、子どもから大人まで幅広い愛好者がいる。両手の指先を、左右違う動作で行うことなどが脳の活性化になると近年話題を呼んでおり、認知症の高齢者リハビリテーションでも利用されている。この日は、基本的な編み方である「ガーター編み」を学んだ。親指を除く4本の指を編み棒のかわりに使い、藍染め糸と呼ばれる糸を手のひらの小指から親指へ1本ずつ巻きつけていき、編んでいった。子どもたちは、最初は四苦八苦していたが、熱心に藤井さんの指導を受け、コツを掴むと素早くどんどん編み進めていった。手の平の横幅に、75cmほどのものや、1m以上のマフラーを編む子どももいた。大澤薫梅(ゆきめ)さん(7)は「最初は難しかったけれど、覚えたら簡単だった。どんどん編めていくのが面白い。糸が余ったら、家で編んでお母さん、お婆ちゃんとか家族にプレゼントしたい」と張り切っていた。藤井さんは「子どもたちはのみ込みが早くて驚きます。糸の色やマフラーの大きさ、編み方などそれぞれの個性が出ています。これを機会に手芸に興味を持ってくれたら嬉しい」と話していた。
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