文化財 火災から守れ
投稿日時:2018年01月26日(金)
文化財防火デー(26日)に合わせた防火訓練が21日、天台の天台寺で行われた。西消防署と余内消防団、地域住民らが連携し初期消火や放水訓練に取り組んだ。貴重な文化財を火災などの災害から守るため、消防団や地元住民らとの連携を図ることを目的に毎年西地区と東地区で行われている。訓練は西消防署と余内消防団、地域住民ら約40人が参加。同寺の庫裡から火災が発生し、本堂に延焼する危険があるという想定で行われた。訓練が始まると「火事だ」という声があがり、119番通報した後、本堂にある模擬仏像が住民たちによって運びだされた。続いて消火器を使って初期消火を行った。消防車両が2台出動し、川から水を中継し放水をした。同署の竹内義和署長は「仏像の排出、初期消火。また、第一に火事だと叫ぶ事も大切で、大変良くできていた」と講評し「誰もいない場所で火事が大きくなっていた場合は、まずは自分の命を大事にして欲しい」と締めくくった。同寺の安久信人代表役員は「大事な市の文化財のある寺だが、住職がいないので地域で守っていかなければならない。いつ、どこ火事が起こるか分からない。今回の訓練で要領が分かって良かった」と話した。
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