「除災招福」願い込め
投稿日時:2018年02月09日(金)
節分の日である3日、市内各地で節分行事があり、多くの市民が寺や神社を訪れた。節分は季「節」を「分」ける意味しており、雑節(季節の移り変わりを掴むために設けられた特別な暦日)の1つ、一般的には「福は内」「鬼は外」と豆をまいて、年の数だけ豆を食べることで厄除けをするが、地域や神社、寺によって異なる。紺屋の桂林寺八幡宮では午前8時から「節分祭」が始まり、毎年約3500人が訪れる。同寺では豆まきは無く「節分祈祷券」に商売繁昌や病気平癒などの祈祷を希望する項目を選び、祈祷してもらう。住職と僧侶3人の祈祷は午後7時半までほぼ絶え間なく行われる。祈祷を希望した市民らは、神矢、御供物(おもち)、御洗米が授与される。今年は土曜日ということもあり、午前中から多くの市民らが列をなした。家族3人で訪れた真下友紀さんは「1年間、元気に暮らしていくように、家族の健康を願いました。毎年母に代理で行ってもらっていましたが、今年は土曜日だったので来れました」と話した。余部下の本告寺では「節分星祭」が午後7時から行われた。寺の本堂に檀家や地域住民など約200人が訪れた。厄除祈願、商業繁栄などの祈祷が行われた。祈祷が終わると、毎年恒例となっている豆まきが盛大に行われる。住職や世話人らが「福は~うち!鬼は~外!」と言いながらお菓子やみかんを投げ、大人も子どもも袋をもち、こぞってキャッチした。中には大きな紙袋を持参し、次々にキャッチする強者もいたりと、本堂は大いに盛り上がった。また、豆まきの後には福引が行われ、見事当たった子どもたちは、貯金箱やソリなどを手に喜んでいた。
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