舞鶴ライオンズクラブ 善行かさね55年
投稿日時:2018年02月27日(火)
舞鶴ライオンズクラブ(佐古田政彰会長)が、昭和38年の結成から今年で55周年の節目を迎える。同クラブでは、記念事業の一環として、京都府赤十字血液センターへ多目的車輌を寄贈した。
【血液センターに多目的車輌を寄贈】
ライオンズクラブは、米国シカゴで大正6年(1917年)に創設され、現在は世界に4万6000を超えるクラブが存在し、135万人以上の会員を擁する。舞鶴ライオンズクラブは結成以来、献血活動を重要な活動と位置付けており、一年を通じた啓発活動などはもとより、これまでにも車輌の寄贈を行ってきた。京都府赤十字血液センターは、昭和58年に福知山出張所を開設。それ以降高まった機動性の向上への要請に応えるべく、同62年に同クラブが、ワンボックスタイプの車輌を寄贈。当時は毎週木曜日に設けられていた献血協力日に、同センターへ送迎する目的で使用された。平成7年には、乗用車を寄贈し、献血の運搬や、啓発・普及活動に使用されたという。同クラブが今回寄贈したのは、ワンボックスタイプの多目的車輌。価格は289万円で、うち140万円は、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)からの援助を受けた。22日に行われた贈呈式には、同センター福知山出張所の樋口征昭所長が出席し、感謝の言葉を述べた。寄贈された車輌は、献血会場に向かうバスに先行して機材を運搬したり、献血会場への送迎に使用したりするという。同クラブの佐古田会長は、「LCIFの援助もいただき、形が残せて感無量です」と話し、更なる奉仕活動へまい進したいと笑顔を見せた。
【新小学1年生へランドセルカバー】
同クラブは同日、4月に小学校に入学する新1年生たちに使ってもらおうと、交通安全ランドセルカバー720枚と登下校用児童愛護旗600本を市教委に寄贈した。新入児童のお祝いと登下校時の安全を願って、昭和54年から毎年寄贈している。今回を含めるとランドセルカバーは累計4万5920枚になり、このほかにハンカチ3万180枚などを贈ってきた。クラブの例会で、佐古田会長が佐藤裕之教育長に贈呈した。佐藤教育長は「ランドセルカバーは運転手の注意をひくために効果的な安全グッズで、大切に使いたい」と感謝を述べた。佐古田会長は「子供が犠牲になる痛ましい事故がないことを心から願っています」と話した。4月には、市内18の小学校に約700人が入学する予定になっている。登下校の道すがら、さながら鮮やかな黄色の花のように、市内の至る所で初々しいランドセルの花が咲く。喜ばしい当地の春である。長年に渡って奉仕活動に尽力してきた同クラブ。当地の発展のために、更なる飛躍を期待したい。
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