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舞鶴 もっと元気に ~中舞鶴小6年1組がアイデア募集

舞鶴 もっと元気に ~中舞鶴小6年1組がアイデア募集

投稿日時:2018年05月18日(金)

 舞鶴を元気にしたい。全国にPRしたい―。中舞鶴小6年1組(生徒25人、石黒健太教諭)が、舞鶴を元気にしようと知恵を出し合っている。広く意見やアイデアも募集しており、11日は、“立ちビリケン”で世間の注目を集めた市内在住の画家・稲岡博さんを招いて話を聞くなどし、ヒントをもらった。

 自身で問題を見つけ、解決する力を育てる総合的な学習の一環。2年前は熊本地震の被災地支援にと校内の土地を活用し稲や野菜を育て、販売した利益を寄付した。昨年は、心臓病を患う後一尊くんの為に、募金活動を展開、広く市民に呼びかけるなど、積極的に活動している。昨年11月頃に、地域のニーズを調べようと、近所の農家や消防本部中出張所、中総合会館など中舞鶴地区の市民にインタビューを実施。“今の舞鶴には、かつてのような元気がない”などの意見を多く聞いた。持ち帰った意見をもとに“舞鶴を元気にするにはどうすればいいか”をテーマを話し合いを重ね、「舞鶴を全国にPRすれば」と、方向性は定まったものの、具体的にどう活動するかに悩んでおり、模索中だという。この日は、昨年に後一尊くんへの募金活動で、繋がりをもった稲岡さんに話を聞こうと教室に招いた。稲岡さんは東日本大震災後、「ビリケンが立てば、被災地が元気になるのでは」と、立った形のビリケン像を考案。新聞などのメディアに取り上げられ、全国各地から依頼を受けた。今は被災地の復興にとどまらず、町おこしなどにも活用されている。この日、児童を前に新作の制作物「三角コマ」を紹介。三角の厚紙を重ねた中央にビー玉を埋め込んだもので、指で回すと美しい模様を描きながら回転する。福祉施設のお年寄りなどに試した所、好評だったことや、脳トレにも効果があり、子どもからお年寄りまで楽しめることなどを伝えた。興味を示した児童たちは「名前」を決めようと、各自意見を出し合うことに。多数決の結果『6年Bコマ』に決定した。稲岡さんは「思いがけない反応で驚いた。子どもたちの“舞鶴を元気にする”という熱意を肌で感じた。子どもたちの考えは無限大。今後どう広がっていくか分からないが、とても楽しみ」と期待していた。高橋凛さん(11)は「脳トレの話など参考になった。私たちは舞鶴を昔よりも活気付けたい。今は全国へどうやってPRするかが課題。良い意見があったら教えてほしい」と協力を呼びかけている。
(井上 務)

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