木の優しさ宿る 150点 「木彫りの会 ことぶき」が4年ぶり作品展示会
投稿日時:2018年05月22日(火)
手づくりの木彫制作を楽しむ市民グループ「木彫りの会 ことぶき」が、伊佐津の西駅交流センターで作品展示会を開く。26日~28日まで。入場無料。4年ぶり11回目の作品展で、約150点の木彫り作品が並ぶ。代表の柏原富枝さんは「木の優しさ、あたたかな温もりを感じてもらいたい。沢山の人に足を運んで欲しい」と来場を呼びかけている。
同会は、引土に住む柏原さんが、仲間たちが気軽に集まれる場をつくろうと始め、30年以上続いている。現在、60~93歳の会員25人が在籍。大阪の会員も在籍している。月に3回集まり、おしゃべりやお茶を楽しみながら、マイペースで自分好みの作品づくりに励んでいる。メンバー内では自分たちを「お達者クラブ」「いきいきクラブ」と呼び合い、制作現場では常に和やかな雰囲気に包まれている。制作課題も特になく、会員たちは自由に好きな制作に取り組んでいる。指導にあたる柏原さんも、生徒から刺激されながら楽しんでいるという。作品展は3~4年に一度で、会員からの開催要望が高まった頃に開いている。毎回多くの来場者が訪れ、前回(平成26年)の展示会では約900人が楽しんだ。展示作品は「振り子時計」や「飾り棚」「鏡」「レリーフ」「温度計」「リモコンラック」「花台」「お雛様」など、大きな作品から小物まで様々。どの作品も、手づくりの木彫りならではの優しさと温もりが感じられ、同時に細かく丁寧な彫刻技術もうかがえる。制作に1年間かかる作品もあり、会員たちがこれまで制作してきた集大成が並ぶ。20年前に入会した野間久夫さんは「教室に行くと皆に会えて楽しいから続けていられる。木彫りはとても奥が深く、だからこそ面白い。一つ仕上げると、もう次の作品のことを考えています」と話していた。柏原さんは「自分の手づくりで仕上げていく木彫りは、完成すればとても愛着がある。実用的なタンスや、イスなどもずっと使い続けることができる。好きなことを、マイペースで取り組めるのがこの教室のよいところ」と笑顔を見せた。展示会は午前9時半~午後5時(最終日は同4時まで)。
入会などのお問い合わせは TEL:090-7360-2305、柏原さんまで。
(井上 務)
-
-
2022年10月07日
小浜線開業100周年
100人超えで大掃除・ 老若男女が汗流す
-
-
2022年09月30日
倉谷の大泉寺
お地蔵さま“水浴び”
年に一度のリフレッシュ
-
-
2022年09月09日
秋到来 黄金のひと時
南野陽子さんら舞鶴の里山を満喫
室牛地区の水田で
市民ら稲刈り作業で親睦深める