多々見市長 公務復帰 元気な姿見せる
投稿日時:2018年07月03日(火)
4月に大相撲舞鶴場所のあいさつ中に、くも膜下出血で倒れ療養していた多々見良三市長が6月28日、3カ月ぶりに公務に復帰した。本会議後に行われた記者会見では報道陣の質問に時折り笑顔を交えて対応するなど元気な姿を見せ、「40年間休みなしで働いてきたが、40年分休めた。障害も残らず日常生活に支障はない。市政の推進に一層まい進したい」と意欲を見せた。記者会見の冒頭で多々見市長は「倒れたことで実行委や相撲協会、観戦を楽しみにしていた方に大変ご迷惑をおかけした」と市民や関係者らにお詫びし、多くの応援や励ましの言葉をもらった事に感謝の意を表した。
【命が助かった事】
(1人の時でなく)皆さまの前で倒れた。その場で蘇生措置をしてもらえた。市内に手術が出来る病院があり直ちに搬送できた。手術が出来る脳外科医がそろっていたと述べ、自身を助ける好条件が重なったと話した。
【自身の体調管理】
MRやCTなどの全身チェックを平成28年と今年の1月にしていたと述べ、同28年の時点で動脈瘤は発見されていたが、直ちに手術を要するサイズではなく、1月の時点でもサイズは変わらず脳外科医も判断に迷う状態で、様子見だったと明かした。
【市長の公務の影響】
特に重要な、人事・予算・市政方針が4月の時点で整っていた。市政への支障は最小限に留まった。
【土俵の女人禁制】
女人禁制というしきたりがあっても、救命処置がいる場合では、男も女もなく、今の時代では通用しない。救命処置が優先されるべき。貫きたいなら、男性の救命救急士を必ず置くなど、あらゆる場面を想定し考えるべき。
【土俵から降りるように繰り返し場内放送した人について】
そういうしきたりで育っているので、悪気はないと思う。言った方を責める訳にはいかない。
【土俵にかけつけた女性看護師について】
本人は“当たり前の事をした”と感謝状を受け取ってくれないので、落ち着いたら会って感謝の言葉を伝えたい。
【八角理事長の面談を固辞した件】
むしろ私の方が多くの方に迷惑を与えた。申し訳ない事をして、私がお詫びしなければならないと考える。そういった意味で固辞した。
【来年の市長選】
1期目が終わるときに多くの声を頂き選挙に出た。自分でも8年したら全て終りというものでもないと思う。だが、自分のやってきた事と同じようなコンセプトを持つ人がいれば引き継ぎたい。いずれにせよまだ半年以上あるのでどうなるか分からない。
【今後について】
地元の人が舞鶴に誇りを持ち、後世の子どもや若者が夢や希望が持て、都会にない自然豊かで心豊かに暮らせるまちづくりを全員野球で取り組みたい。
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