子ども神輿 元気にわっしょい 大森神社例大祭でお披露目
投稿日時:2018年07月31日(火)
行永に住む山内秀一さん(69)と、矢部憲四郎さん(93)=埼玉県=が、南舞鶴スポーツ少年団(﨑山唯夫本部長)に、手作りの子ども神輿を寄贈した。14日に大森神社(彌加宣神社)の例大祭で初披露され、子どもたちは地域住民の見守るなか、新しい神輿を担いで、地区内を練り歩いた。
神輿は長さ3m、幅1.7m、高さ1.2m(担ぎ棒含む)。山内さんの知人である矢部さんが外形を作り、山内さんが装飾などを施し完成させた。矢部さんは趣味で神輿を作り、地元埼玉の自治体に寄贈していた。高齢で神輿作りが困難になったために、途中まで作っていた神輿の残りを山内さんが引き継いだ。昨年11月に埼玉から舞鶴へ運び翌月から蝶番や巴紋、擬宝珠などの装飾品を取り付け完成。若い子どもたちに担いでもらって地元を盛り上げてもらおうと同少年団に寄贈した。8日に同神社であった寄贈式では、大雨のため保護者だけの参加だったが、約40人が大森神社に集まり、2人に表彰状が送られた。同少年団には野球とバレーがあり、毎年例大祭で2グループが神輿を担ぐのが恒例。これまでは、手作りの段ボール神輿と樽神輿を担いでいたが、今回子ども神輿が寄贈され、子どもたちは気合い十分だった。当日は、午後2時半から丸山公園に子どもたちが集まり、神輿を披露。上半身裸の少年たちが、神輿を肩に担ぎ、同公園を出発。照りつく日差しのなか、「わっしょい!わっしょい!」と威勢のよい掛け声を上げながら、地区内を練り歩いて汗を流していた。野球部キャプテンの畑中晴斗さん(12)は「新しい神輿で、いつもと違う雰囲気のなか、みんなで楽しめて良かった。前の神輿も良かったけど、この神輿もとてもいいです」と目を輝かせていた。同少年団の﨑山本部長(72)は「立派な神輿を寄贈していただき、子どもも元気に担げたし、大人も今まで以上に力が入った。保護者の方も喜んでいた。少年団は2年後には50周年を迎えます。頑張っていきたい」と話した。山内さんは「子どもたちの声を聞き感動した。よく担いでくれた。矢部さんも喜んでもらえると思う。神輿は日本の伝統で歴史あるもの。子どもたちが担いだ経験を思い出に残してもらって、次の世代に繋げていってほしい」と思いを述べた。
(井上 務)
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