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若者たちへ 等身大のメッセージ

若者たちへ 等身大のメッセージ

投稿日時:2018年12月07日(金)

「たくさんの人と会い視野を広げてほしい」と語る3人

 人材育成事業の第一線で活躍する経営者たちとのトークセッションが11月29日、西舞鶴高校で開かれた。来春から大学などへの進路が決まっている生徒約30人が参加。トークセッションを通して、進学後の数年間がいかに重要で人生を変えるかや、好きなものに対して”行動すること“の大切さを学んだ。講師に中馬一登さん(31)=(株)美京都=、勝山恵一さん(23)=(株)ハッシャダイ=の2人と現役東大生で自身でも企業している成田航平さん(22)を招き、「選択する事の大切さ、自分らしく生きる為に」をテーマに話した。3人は生徒たちと同年代だった時の葛藤や悩み、後悔などを振り返りながら、今の道に進んだ経緯を説明。中馬さんは「何も考えずに大学へ進学し、いざ就職となってから何がしたいかが分からなかった。周囲もそういう学生がほとんど。そういう人になって欲しくない」と振り返った。勝山さんは「多くの人事担当者と話をするが、学歴より学習歴を重要視している企業が本当に増えてきている。大学生活で自分たちが何をしていたが、それがどう社会に役立つのか。そこが問われる」とアドバイス。成田さんも「東大生でも4年間何もしないで過ごす学生もいる。そういった内面を段々企業も分かってきている」などとそれぞれ語った。学生たちには「何のために大学に行きたいのかを考えて欲しい。学生という強みをいかして、まずは行動してやりたいことをやって欲しい。最も大切なことは行動すること」などとアドバイス。また、「自分がどういった人間なのかを知ることも大切。そのためにも、分野や年代に固まらず複数のコミュニティに参加して多くの人と会って欲しい」と話した。質疑応答の場面では「やりたい事が自分に合っているか分からない」「よくネガティブ思考になる」「英語を話すためにはどうすればいいか」など積極的な質問が出て、3人と話しながら交流を深めていた。参加した松本壮由(そうた)さん(17)は「今日の話を聞いてやってみなければ何も分からないと強く感じだ。若いうちに色々なことを実践していきたい」と話した。

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