常塚さんに栄誉銅章
投稿日時:2019年07月02日(火)
「少年補導功労者表彰」の伝達式がこのほど、舞鶴警察署本庁舎で行われ、舞鶴市少年補導委員連絡協議会の常塚和裕さん(65)が少年補導栄誉銅章を受章した。平成5年に少年補導委員になり今年で26年目。月2回の街頭補導パトロールや青少年への声かけ活動、非行防止の広報活動など献身的に取り組んできた。昨年6月に退職してからは、毎朝児童の登校の見守りも行っている。補導員になった頃は、非行少年が多く、五老ケ岳や菅坂峠での暴走や、夜の市での非行行為、シンナー問題などが問題視されていた。「このままではいずれ死者がでる」と感じ、積極的に子どもたちに声をかけ、対話を繰り返した。暴走行為を繰り返す少年を鈴鹿サーキットまで連れていったことも。付き合いが長い子どもたちもおり、成長した姿を見ると「関われて良かった」と嬉しく思うという。伝達式では、吉岡幸生署長が表彰状を手渡した。常塚さんは「子どもとの接し方に正解はない。普段の他愛のない会話から心を開かせることが大切。受章を機に、思いを新たにして、子どもたちを見守っていきたい」と話した。全国少年警察ボランティア協会による同章は、長年地域の非行防止活動に取り組み、「青少年の健全育成」に貢献した人を対象に、毎年188人を選出。今年は府内から7人が選ばれた。
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