ビールを飲む会が672回つづく意義
投稿日時:2019年12月27日(金)
舞鶴グランドホテルでこのほど、舞鶴サントリー会55周年記念例会が開かれ、会員らが節目を祝った。同会は、サントリービールが新発売された翌年の昭和38年、関西から山陰地方まで手広く販路のあった市内の大手卸問屋が呼びかけ発足。ビールメーカーとしては後発だった同社ビールを応援しようと、全国に先駆けてサントリークラブをつくったという。卸問屋の同社が運営から退いた平成18年からは、会員が引き継ぎ、メーカーの直接指導と舞鶴グランドホテルの協力を得て、今日に至る。現在は50人の会員を擁している。同会の活動内容は、毎月第三木曜日に同ホテルを主会場として例会が行われ、料理とビールを楽しむというもの。今回が、実に672回目の開催ということで、その回数が歴史の長さを物語っている。例会では、ボージョレーヌーボー、ウイスキー、ブランデーが提供されることもあり、この時にはより一層会場が盛り上がるという。また年に1回は全国のサントリーの工場への研修旅行を実施し親睦を深める。 昨年は、1泊2日の武蔵野ビール工場研修と東京見学、今年は新京都ビール工場研修が行われるなど、今なお活発に活動している。この記念例会では、山下弘会長が「ビール大好き人間をもっと増やしましょう。今夜も存分にビールを楽しみましょう」と軽快にあいさつし、和やかな会が幕を開けた。参加者らは楽し気にグラスを傾け、至る所で会話の花が咲き乱れていた。参加した一人は「単純に月に一度のビールを飲む会ですが、本当によく続いていますね。素晴らしいです。もっと仲間を増やしてビールでもっともっと盛り上がりたいです」と明るい表情で話していた。時代の移り変わりの中で、様々な会が存続の岐路に立たされている中、元気溢れる会の存在は貴重だ。今後の発展に期待したい。
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