25年越しの夢舞台舞鶴SC 第38回全日本壮年ソフトボール大会出場へ
投稿日時:2023年07月18日(火)
持てる力出し切り
まずは全国で一勝を
6月24日と25日の両日、与謝野町の大江山運動公園グラウンドで開催された「第38回全日本壮年ソフトボール大会京都府予選」で、舞鶴ソフトボールクラブが優勝。9月に宮崎県で行われる全国大会の切符を手に入れた。同大会で舞鶴のチームが優勝したのは初めてで、関係者たちの間に喜びが広がっている。
40歳以上のメンバーで構成される壮年チームには、20人が在籍。ホームグラウンドと定めている和田中グラウンドで、週に1回の練習を重ねている。20年を超える歴史を有するチームでは、これまで多くの歴代メンバーが全国大会出場を夢見て練習に励んできた。
長年に渡ってチームに関わり続け、今は監督を務める鈴木善次さん(59)は、「40歳の頃、前の監督からチームを何とかしてほしいと託された」と消滅寸前のチーム再生に着手した当時を振り返った。
18歳の時に父親の勧めで草ソフトボールを始めたという鈴木さんは、最初は遊び半分だったが30歳を過ぎてから奥深さと面白さに目覚めた。それ以来、真剣にソフトボールに向き合うようになったのだという。
鈴木さんは、「強いチームを作るためには、経験豊富な強い選手を入れるのが近道。だけど、私のような未経験者だけで全国に行くというのが夢でした」と話し、「最初は全く勝てなかったチーム。それが、強豪ぞろいの京都大会で優勝できるなんて。全国大会を夢見てから25年かかりましたが、感無量です」と笑顔を弾けさせた。
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