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SKY舞鶴クラブなど主催「丹後神崎を見て歩き」

SKY舞鶴クラブなど主催「丹後神崎を見て歩き」

投稿日時:2023年06月30日(金)

北前船寄港地の痕跡たどる

 神崎の歴史について考える「北前船の寄港地であった丹後神崎を見て歩き」と題した事業が10日、西神崎の神崎児童センター「まいまいハウス」で開かれた。
 舞鶴・丹後を中心とした、日本海側の歴史や文化を見つめ直す機会とするもので、北前船広域ネットワークとSKY舞鶴クラブが主催。地域住民をはじめ市外からの来場者もあり約50人が参加した。
 当日は、京都府立丹後郷土資料館の稲穂将士氏が講師を務める講演も。「江戸時代の海運と神崎」をテーマに、江戸時代の神崎・由良船の動向や北前船の「寄港地」と「船主集落」の違いについて解説するなどした。
 京都市内から足を運んだ京都SKYセンターの笹壁学事業創造課長は、「通常のこうした集まりの参加者に比べ(会場に来て)人が多くて驚きました。地域に対する関心の高さを感じています」と口にした。続けて、神崎への来訪が初めてだと明かした上で「海水浴場としては知っていたが、こんなにたくさんの歴史や見どころが詰まった場所だったとは」と講演に耳を傾けていた。
 講演の後は、北前船の船頭を務めた家や信仰を集めた湊十二社等、「まち歩き」を通して北前船の寄港地であった痕跡をたどった。
 主催した同クラブの吉武恭子会長(90)は「神崎地域には魅力がたくさん詰まっています」と力を込めると、「歴史や文化を見つめ直すことで、地域の新たな魅力を発見したり地域活性化につながれば嬉しいです」と願った。

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