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校区に見守りのサクラを中筋小PTA「児童を事故から守る」

校区に見守りのサクラを中筋小PTA「児童を事故から守る」

投稿日時:2023年06月20日(火)

多くの協力を呼びかけるポロシャツ着用で取り組み参加

 市内随一の児童数がある中筋小のPTAが、「児童を交通事故から守る」ことを目的とした事業に着手する。目指しているのは、「地域一体となった持続可能な見守り活動」。その画期的な取り組みについて取材した。

 児童数が市内最大規模となる中筋小校区では近年、新しい住宅が次々と建ち、道路も拡幅されるなど、街並みが大きく変化し続けている。
 そんな中、校区内の一部地域で信号が少なく道路幅も広いことから「自動車が必要以上にスピードを出す」と車の往来について恐怖を感じるという声が多く寄せられるようになった。
 校区に児童が多いことからも、「亀岡市であったような痛ましい事故が、この校区内で起きても不思議ではない」とする声も多い。同小PTAでは、こうした状況を何とか好転させるすべはないものかと議論を重ねてきた。
 今回、同PTAが取り組むことになった「なかすじサクラ運動」は、そうした経緯で発案された。
 取り組みは、「視認性の高いピンク色のポロシャツを、児童の下校時間に合わせて校区内の大人が着用する」というシンプルなもの。従来から続けられている「見守り隊」は、児童の下校時間が学年によって幅があり、活動の負担が大きいことを踏まえ、気負わず続けやすい活動をという視点で考えだした。
 校区内の大人が、下校時間となる平日の午後3時~6時頃まで、外出時にピンクで目立つポロシャツをただ着用するという取組みは、自動車のスピード抑制や事故防止につながるだけでなく不審者対策にもなるとし、同PTAでは、「みんなで咲かせよう! みまもりのサクラ!」と活動への参加を呼びかけている。

 ポロシャツのバックプリントには、児童会の子どもたちが考えたロゴマークを印刷。校区に対する愛着を深めるデザインとなっている。同PTAの村尾智奈美副会長は、「今回の取り組みは地域全体が子ども達の安心安全に対する意識の向上に繋がる素晴らしい活動だと思います。中筋の子供達が素敵なロゴを考えてくれました。沢山の方がこのサクラシャツを着て見守り活動をして下さる事を願いつつ私達も意識しながら共に活動を継続していけたらと思っています」と力を込めた。
 甲斐嶋祐介会長は、「以前より子どもたちから、『校区内の道路でスピードを出す車が多い』『横断歩道が少なく横断しにくい』等の相談を受けてきました。子どもたちの協力もあり、想像以上にかっこいいポロシャツが出来ました。1人でも多くの方が取組みに参加していただき、「家族以外にも子ども達を大切に思っている人がたくさんいる」という姿を見せたいと思います」と協力を呼びかけた。
 取り組みへの参加を希望する人には、ポロシャツを1枚1000円で販売する。問合せ、申し込みはメールで。sakura.nakasuji@outlook.jp
 

 【中筋小PTA本部より】
 「車に気をつけるんやでー」登校時や放課後にそんな声をかけて子どもを送り出す保護者の方はたくさんおられるのではないでしょうか?
 でも…逆ではありませんか?車のドライバーこそが歩行者や自転車に注意し思いやりのある運転をする。
 「子どもに気をつけるんやでー」そんな想いを込めたサクラ運動ポロシャツを着用していただき中筋校区を思いやりのサクラでいっぱいにしましょう!

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