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暦が還り未来へ一歩<br>舞鶴ライオンズクラブ60周年 <br>創始と変わらぬ奉仕の意欲<br>コロナ禍のり越え確かめた志

暦が還り未来へ一歩
舞鶴ライオンズクラブ60周年 
創始と変わらぬ奉仕の意欲
コロナ禍のり越え確かめた志

投稿日時:2023年03月17日(金)

 舞鶴ライオンズクラブ(芝原利明会長)が、昭和38年の結成から今年で60周年の節目を迎えた。12日には伊佐津の西駅交流センターで関係者らを招き、結成60周年記念式典・祝賀会を開催。これまでの歩みを振り返り、今後の更なる飛躍を誓った。

舞鶴市社会福祉協議会に目録を手渡す芝原会長(左)

 ライオンズクラブは、米国シカゴで大正6年(1917年)に創設され、現在は世界に4万6000を超えるクラブが存在し、140万人以上の会員を擁する一大奉仕団体だ。
 今年で結成60年の節目を迎えた舞鶴ライオンズクラブは、これまでに様々な奉仕活動を展開。中でも海上自衛隊舞鶴地方総監部をはじめとした地元機関と連携して行う献血活動は、各地のクラブの中でも傑出した実績を誇っている。
 同クラブの55周年時には、京都府赤十字血液センターへワンボックスタイプの多目的車輌を寄贈。車輌は現在も、献血会場に向かうバスに先行して機材を運搬したり、献血会場への送迎に使用したりと、活動になくてはならないものとして大活躍しているという。
 他にも同クラブは、累計5万枚近くに及ぶ市内小学校に入学する新一年生へのランドセルカバーの寄贈をはじめ、中学生ソフトボール大会やサッカー大会の開催、児童養護施設「舞鶴双葉寮」への支援活動、公園の清掃など多岐に及ぶ奉仕活動を展開。地元に大きな存在感を持つ団体としての立場を盤石なものとしている。
 【アフターコロナも思いはひとつ】
 この日の式典と祝賀会には、会員を含めて約100人の関係者が出席。コロナ禍に配慮して姉妹クラブとして交流を続けている「小樽ライオンズクラブ」「甲府舞鶴ライオンズクラブ」「神戸みなとライオンズクラブ」の会員を招待できなかったことを芝原会長は残念だとしながらも、「ここ数年は、奉仕活動も限定的になって心苦しい日々が続いた。明日からは、また感染対策も緩やかになっていく。これからは、これまでできなかった分も社会奉仕活動に会員一同まい進していきたい」と抱負を述べた。
 同クラブは60周年の記念事業として、舞鶴市社会福祉協議会に総額約60万円の切手シートを寄贈。これは、約30万円の切手ではあるものの、購入することで補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬を合わせた総称)の育成・普及を支援する活動に約30万円の支援金を贈ることになるというもの。
 また舞鶴子どもコーラス(中野紗織代表・43)には、ライオンズクラブ国際財団(LCIF)からの援助を受けて、ユニフォーム60着とベレー帽、電子ピアノ1台を寄贈した。
 寄贈を受けて子どもたちと一緒にお祝いの歌声を披露した中野代表は、「鶴の頭をイメージした赤いベレー帽はこれまで小学生だけが着けていましたが、小中高生みんなの分を新調していただきました。みんなで同じ格好をすると一体感が出て、パフォーマンスにも良い影響があります。今後は、これがトレードマークになるようしっかりと身につけて頑張っていきたいです」と笑顔を見せていた。

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