新白鳥トンネル
貫通の悲願成就
多大なメリットに期待
投稿日時:2023年02月28日(火)
東西市街地を繋ぐ白鳥街道(府道小倉西舞鶴線)の新白鳥トンネル(仮称)が貫通し、18日に工事関係者らによる式典が開催された(写真・提供)。
新トンネルは1950年に完成した現在のトンネルに並行して掘削工事が進められ、1月23日に貫通。トンネル延長は333mで幅員は10m。トンネル内には幅2.5mの歩道も整備する。
これまでのトンネルは老朽化が進んでいることに加え、幅も狭く歩道も整備されていないことから早期の整備が期待されていた。白鳥街道で慢性的に発生する渋滞の起点にもなっており、4車線化とともに長らく市民の悲願だった。
今後トンネルが開通すれば、現トンネルへの通行を止めて新トンネルへと切り替える。その後、現トンネルの拡幅工事に着手。現在6・8mの幅員を7・5mに広げる予定。その後、現トンネルは西行き、新トンネルは東行きの専用車線となる。この工事により、トンネル周辺の4車線化が完成し、渋滞の解消が期待されるほか歩行者の安全確保につながる。
府は平成26年度から始まった工事の全体事業費は、約29億円としている。貫通を知った市内在住の40代会社員男性は、「営業車で一日に何度も通行する。ここでの渋滞がなくなったら、1日だけでかなりの時間が節約できる。とてもありがたいことです」と笑顔を見せていた。
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