府大会優勝で全国へ
バスケのクラブチーム『チーム舞鶴』が快挙達成
強豪ひしめく京都府で頂点
全国8強の前回覇者を圧倒
投稿日時:2022年12月06日(火)
2022年京都府ジュニアバスケットボール選手権がこのほど宇治市の黄檗体育館で開催され、舞鶴出身の選手を中心とする「チーム舞鶴」が優勝の栄冠を勝ち取った。この優勝により同チームは、来年1月4~6日の3日間に愛知県で開催される全国大会に出場することが決まった。
大会は15歳以下の選手によるクラブチームが参加するもので、チーム舞鶴には市内の中学生が多数所属している。
舞鶴出身の選手は全員3年生で、主将を務める中川斗輝さん(白糸中)をはじめ正楽寺志温さん(城北中)・松尾悠正さん(白糸中)・草木秀介さん(同)・近藤匠さん(同)・西村太陽さん(同)・塩野峻也さん(青葉中)・金谷彪斗さん(同)の計8人。すでに部活動を引退していた選手らは、週に1回白糸中の体育館に集まり練習し、連携を高めてきた。
バスケットボール競技は伝統的に京都市内周辺地域が圧倒的に強く、高校では全国大会でも名の通った名門校も擁する。同大会でもその傾向は強く、チーム舞鶴が決勝戦でぶつかった「宇治ジュニア」は前回大会の覇者でもあり、全国8強に入った強豪だ。チームの特徴は、体格の良い選手を活かしたダイナミックなプレー。体格で劣るチーム舞鶴は俊敏性と連携をひたすら磨いてきたが、試合ではその努力が結実。連覇を狙った強豪を、激戦の末に61対43で下した。
チームを指導するコーチの谷英一さん(57)は、「予選から1試合1試合緊張が続く試合。決勝戦では選手たちはディフェンス重視で、オフェンスはスピードを活かしたプレーを心がけることで素晴らしい結果が出たと思います。全国大会は3年生最後の試合。どこまで通用するか、良い思い出になればと思います」と期待を寄せた。
年明け早々の大会に向けて、選手たちは加佐中体育館でも週2回の練習スケジュールを組むことになり、多忙な年末を過ごす。京都市内の強豪校への進学を目指している中川主将は、「みんなで勝ち取った全国大会への切符です。全国大会、頑張ります」と意欲を漲らせていた。
また、今回のチームで唯一となる西舞鶴在住の正楽寺さんは、チームの副主将を務める。城北中の主将として力を尽くした部活動では思うような結果を残せなかったが、「部活動ではライバルだったメンバーと同じチームになり、全国まで行くことが出来、みんなに感謝しています」と笑顔を見せた。
それぞれの思いで幕を開ける全国大会。悔いのない戦いを繰り広げてくれることを期待したい。(2022.12.2発行)
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