府北部初の快挙
城北中剣道部・狩川さん
府代表選手に選出
やるからには上を まずは一勝目指し全力尽くす
投稿日時:2022年07月01日(金)
城北中剣道部に所属する狩川怜那(れいな)さん(3年)=写真=が、6月に開催された予選会の結果を受け府代表選手に選出された。 府北部からは初選出となる快挙に、関係者らに喜びが広がっている。
狩川さんは、昨年11月に開催された府の選抜大会で3位に入賞。その結果を受け進んだ今回の予選会で、女子2人の代表枠を勝ち取った。
6月18日に実施された予選会は、日本武道の聖地とも言われる京都市の武徳殿で開催された。出場したのは、権威ある2大会それぞれの4強選手計8人。4人が二つのリーグに分かれて総当たりを行った結果、狩川さんは1勝1敗1引き分けで2人と並んだが、取得本数差で2位に。その後、別のリーグを1位で勝ち上がった選手との代表決定戦が行われ、見事に二本勝ちを収めて代表選手の座をつかみ取った。
指導に当たる同部顧問の堀毛孝之さんは「力はあるとは常々思っているが、やはり南部の強い学校と比べると環境に恵まれていない。そんな中、武者修行として単身で実力校に出向き稽古する中で、少しずつ力を蓄えてきた。今回の代表権獲得は、そんな努力のたまもの。舞鶴剣道界の底上げにつながる快挙だ」と喜びを爆発させていた。
主将として部を率いる立場でもある狩川さんは、「今までは先輩に引っ張ってもらっていたが、今は自分のことだけではなく初心者に教えたりもする。そんな日々で周りを見る力も備わってきたと思う」と自己分析し、「ここぞというときに技を出せた時に、自分の成長を実感する」と剣道の楽しさを笑顔で話した。
今回の代表選出を受け、今後は遠征などの過酷なスケジュールで練習に取り組むことになる。9月18日に大阪市で開催される「全日本都道府県対抗少年剣道大会」まで2か月強。これから始まる暑い夏に向け狩川さんは、「相手は強豪ぞろいで厳しい戦い。だけど、やるからには上を目指したい。まずは一勝、チームのために全力を尽くしたい」と意気込んだ。
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