松尾寺 重要無形民俗文化財
「仏舞」3年ぶりに奉納
投稿日時:2022年05月10日(火)
松尾寺で8日、国の重要無形民俗文化財の仏舞(ほとけまい)」が奉納された(写真=市提供)。コロナ禍の影響を受け昨年までの2年間は中止となり、今回が3年ぶりの開催となった伝統行事には、市内外から多くの参拝客が訪れた。
西国三十三所の二十九番札所である同寺で、仏舞は江戸初期の寛永14(1637)年に行われていたことを示す記録が残っており、約600年前に始められたと伝えられる。昭和58年には府の無形民俗文化財、平成16年には国の重要無形民俗文化財に指定された。
この日は僧侶の読経後に、釈迦・阿弥陀・大日の各如来を示す金色の仏の面をかぶった舞人6人が本堂に登場。舞人らは雅楽の調べにあわせて、ゆっくりと手を上下させる独特の舞を披露し、参拝客らは優雅な動きに見入っていた。
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