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還付金詐欺被害防止<br>信金職員と舞鶴署員<br>寸劇など啓発活動

還付金詐欺被害防止
信金職員と舞鶴署員
寸劇など啓発活動

投稿日時:2022年01月07日(金)

 布敷の特別養護老人ホームグレイスヴィルまいづるでこのほど、特殊詐欺被害の未然防止を目的とした啓発活動が実施された。当日は約20人の施設利用者を前に、京都北都信用金庫舞鶴中央支店と舞鶴警察署生活安全課が寸劇などを行った。
 全国的に増加を続ける還付金詐欺被害は、市内でも発生。昨年には、市内の複数の高齢者宅に市役所職員を名乗る電話があるなどし、舞鶴署は警戒を強めている。
 そうした状況を踏まえ、寸劇では実際の詐欺手口を紹介。信金職員が詐欺師に扮し、「介護保険の還付金が発生している」と高齢者に近づく一連の流れを演じた。
 詐欺グループの手口は、銀行員や市役所職員になりすまし、様々な登場人物が入れ代わり立ち代わり話を展開するというもの。最後には、ATMに誘導された高齢者は、還付金を受け取るつもりがグループに送金してしまうという仕組みだ。
 寸劇を演じた同支店の竹林万由子さんと赤井信一郎さんは「ほとんどぶっつけ本番で臨んだ」と言いながらも、迫真の演技を展開。高齢者たちは、巧妙な詐欺手口に見入っていた。
 終演後に同署署員が質問タイムを設けると、利用者からは「怪しい電話があった場合は、その都度警察に報告した方が良いのか」「警察です、と来られた場合の偽物の見分け方」などの質問が寄せられた。
 署員は、「怪しい時は迷わず警察に電話してください」と呼びかけ、最後には参加者全員で「ATMと還付金、それは詐欺」と大きな声で唱和した。

「ATMと還付金、それは詐欺」と唱和する施設利用者ら
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