中筋小 登下校専用門完成
投稿日時:2020年04月17日(金)
市内で最多となる児童数の中筋小でこのほど、登下校専用門が完成した。同小は児童数が647人。正門前の府道は道幅も狭く交通量が比較的多いことから、かねてより交通事故の発生が心配されていた。2012年に亀岡市で発生した事故では、登校中の児童を含む10人が死傷。以降は、いかにして子どもたちを事故から守るかという問題が全国的に議論されるようになり、同小でも児童登校時の安全確保について問題視されるようになったという。近年、七日市や伊佐津の宅地開発が進んだことで中筋小の児童数は飛躍的に増加。地元選出の鴨田秋津市議によると、「開発によって広い歩道を備えた安全な市道が整備されたにも関わらず、その市道を通学路として通れないのはいかがなものかと、裏門からの通学を望む声は年々大きくなっていた」という。そうした要望を受け、登下校用の専用門が新たに整備された。同小に通う児童の保護者は、「遠回りをして危険な道を通る必要もなくなり、混雑もある程度解消される」と笑顔を見せた。同小では15日の下校時に「裏門通り初め」が行われ、教職員らが見守る中、児童たちが次々と門を通り抜けた。通り初めに立ち会った人たちは一様に「長年の念願が叶った」と感無量の面持ちで児童らを見送っていた。
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