「ぽーれぽーれ」で博愛苑の作品展
発表の場を励みに充実した日々
投稿日時:2021年11月19日(金)
市身体障害者福祉センター(余部下)のギャラリー「ぽーれぽーれ」で、特別養護老人ホーム「グリーンプラザ博愛苑」の利用者による作品展が開かれている。12月6日まで。
コロナ禍によって、発表の場がなくなっている現状を踏まえ、同ギャラリーが場所を提供することに。15日には、作品を出展した利用者3人がギャラリーを訪問。自身の作品を含め、展示されている多くの作品一つひとつに見入り、会話に花を咲かせていた。
繊細な色づかいの細かい塗り絵を出展した澤田隆子さん(92)は、「コロナで不便はあるけど、楽しく大好きな塗り絵をさせてもらっている。置いてあるのは明るい作品ばかりで、見ていると元気をもらえます」と笑顔で話した。
貼り絵で大きな作品を作った西村壽美江さん(95)は、「毎日こんなに楽しいことをさせてもらって、ありがたいばかり。感謝の気持ちを込めて作りました」と充実した日々を振り返った。
左手一本で細かな塗り絵を完成させた増茂幸枝さん(95)は他の作品を観て、「本当に素敵な作品ばかり。私も若かったら挑戦したい」と笑顔を見せた。
作品鑑賞に付き添った同ホームの大嶋剛彦生活指導員(40)は、「入居者の方々は、コロナの外出制限がある中、本当に意欲的に取り組んでくださった。発表の場があることで励みになるし、こうして楽しんでおられる姿を見ると、私自身も嬉しい」と充実感を漂わせた。
同展は、定期的に作品を入れ替えて12月6日まで開催される。午前10時~午後4時。
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