ズワイガニ漁解禁
最高値は5匹30万円
今後の価格動向に不安
投稿日時:2021年11月09日(火)
府北部のズワイガニ漁が11月6日解禁され、活気溢れるシーズンが幕を開けた。
府漁協所属の底曳き網漁船5隻は午前0時に漁を開始し、一旦は浅茂川漁港(京丹後市)に入港。ここで水揚げされた「初かに」は、漁船名のタグとチョキまるのプレートを装着し、陸路で舞鶴地方卸売市場へ運ばれた。
府漁協によると、舞鶴での初日の水揚げは雄が1075キロ(昨年935キロ)、雌が1372キロ(同1312キロ)。同日午後1時から初競りが始まった同市場には、箱に詰められたカニがズラリと並べられ、競り人の威勢の良い掛け声を合図に次々と競り落とされていった。
同市場でこの日つけられた最高値は雄5匹で30万円。吉本水産(吉本泰久社長)が競り落とした。去年の最高値は25万円で、5万円の上昇となった。
また近隣では、網野市場で5匹10万5000円、間人市場で5匹70万円の最高値がついた。
今年は中国など近隣諸国の動向の影響もあり、輸入カニの価格が高騰していることから、市場関係者は「輸入物がこんなに高いんだったら地場の物をと、需要が増すことも予想される。そうなったら、価格は高止まりするだろう」と危機感をあらわにしていた。
同日、鮮魚店に並んだカニを買い求めに来た60代男性は「むかし、コッペ(メスのズワイガニ)は数百円で買えたのに」と話し、一杯1800円と値がつけられたものを見つめていた。
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