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 自由で豊かな発想求む<br> 市が高専と連携でプログラミングコンテスト

 自由で豊かな発想求む
 市が高専と連携でプログラミングコンテスト

投稿日時:2021年08月24日(火)

公開講座で熱心に説明を聞いている参加者たち

「ITを活用した心が通う便利で心豊かな田舎暮らし」の実現を目指して

 市は、2019年に内閣府から認定された「SDGs未来都市」を推進するため、庁内を横断した組織である「舞鶴市SDGs未来都市推進本部」を立ち上げた。同本部では6分野のテーマに分けてチームを編成。その中の一つである若者チャレンジチーム(経済産業部門)がこのほど、舞鶴高専と連携したプログラミングコンテスト事業を開始した。

 同チームでは、これまで2年間に渡って京都大学舞鶴水産実験所と連携した「おさかな教室」や、日立造船舞鶴工場と連携した「電気工作教室」などを開催してきた。
 そんな中、小学校のプログラミング教育が必修になったことを踏まえ、舞鶴高専がプログラミング教育を目指して、「舞鶴高専杯プログラミングコンテスト」を開催することに。ゲーム部門とアイディア部門に分けた同コンテストで、小中学生の発想力、表現力、技術力及び発信力の向上に寄与することを目指していく。
 コンテストの募集対象は、小学5年生から中学3年生。発想力と表現力を十分に発揮したゲームを開発する「ゲーム部門※1」と、プログラミングやICTの技術を使って、地域貢献や、国連で採択されたSDGsの17の目標を達成するためのアイディアを募集する「アイディア部門」の2部門で募集。合計20作品を選考する。コンテストの本選は11月7日に赤れんがパークであり、それぞれの部門で最優秀賞1点、優秀賞1点のほか部門賞が表彰される。
 これに先駆け1日には、北吸の赤レンガ3号棟で事前講習が開催された。部門ごとに行われた公開講座へは、約30人の児童生徒が参加。アイデア部門向けでは、プログラミングの基礎を学び、小さなコンピュータを使ったシステム開発体験を行った。またゲーム部門向けでは、簡単なアプリを作ってみるなど、真剣な表情でそれぞれ持ち込んだパソコンやタブレットに向かっていた。
 参加した市内小学6年生男児は「難しいかなと思っていたけど、話を聞いたらおもしろそうだった。良いアイデアが出せるように今から色々と考えて、応募したい」と意気込みを見せた。
 同事業を共催する市SDGs未来都市推進本部の小西征良本部長は「子どもの自由な発想力に期待している。頭でっかちになりがちな大人とは違って、子どもは視点が違う。大人の想像もできない視点で物事をとらえて、たくさんのアイディアを寄せてほしい」と応募を呼び掛けている。
 応募方法は、応募用紙に手書きで記入の上、舞鶴高専杯プログラミングコンテスト事務局(〒625―8511舞鶴市白屋234番地)まで郵送を。
 応募用紙は公式サイト(http://bit.ly/procon-maizuru)からダウンロード可能。9月27日〆切(当日消印有効)。
 ※1応募時点では企画のみでも構わない。予選通過後には、舞鶴高専プログラマーズコミュニティ部がサポートし、本選までの完成を目指す。

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