夏の挑戦 明日の糧に
全国大会に2人が出場
投稿日時:2021年08月03日(火)
ものづくりの誇り胸に
壮行会で一致団結
上安の近畿職業能力開発大学校京都校でこのほど、第16回若年者ものづくり競技大会(8月4日5日、愛媛県)に府代表として出場する同校生産技術科2年、木谷和馬さん(19)と大木静透さん(20)の壮行会が行われた。
同大会は、技能を習得中の若年者(原則20歳以下)でかつ企業等に就業していない人を対象に開催されている。
競技を通じて技能向上を図り、就業促進につなげるねらい。
PCを使用し製図する「機械製図CAD」の部門には木谷さんが、旋盤部門には大木さんが出場。それぞれ4月頃から本格的に練習をはじめ、技術を高めてきた。
壮行会には生産技術科の1、2年生30人と、教職員らが参加。激励のあいさつに立った前田晃穂校長は「授業が終わってみんなが帰った中、頑張って練習した賜物。大会への出場は、全国の仲間がどのくらいの力を持っているかを見るだけでも力になる。そこで得た刺激をこれからのモチベーションにしてほしい」と力強く語りかけた。
壮行会では、集まった生徒たちから寄せ書きとポロシャツのプレゼントがあり、二人は顔をほころばせていた。
木谷さんは「今まで頑張ってきた力を発揮し、金賞を目指したい」と前を向いた。
大木さんは「学校の代表として、頑張って練習した成果を出し切りたい」と意気込んだ。
同校学務援助課長の手嶋誠司さん(44)は「壮行会は初めての企画。一致団結する機会に気持ちを一つにすることで、実力発揮につなげてもらいたい。今回は、北部出身の二人が代表になった。当校の目的は、地域の学生を育てて地域に人材を送り込むこと。こうした機会を通じて、人材育成の強化に努めたい」と話した。
当地での「明日のものづくり」を支える同校生徒たち。この夏の挑戦が、素晴らしいものとなることを願いたい。
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