聾学校舞鶴分校で
芸術鑑賞会
「ハラハラドキドキ」
児童ら手に汗握る
投稿日時:2021年07月13日(火)
南田辺の府立聾学校舞鶴分校で6月29日、芸術鑑賞会が行われた。
同校では毎年1回、府の文化芸術推進事業の一環として同鑑賞会を企画実施。今年は緊急事態宣言の発出もあり開催が危ぶまれたが、宣言の終了があり実施に踏み切った。
同校では、出演者2人に2週間前からの検温を依頼。万全な健康状態を確認した上での来校につなげた。
本来この事業では同校の児童だけではなく、日ごろから交流している舞鶴幼稚園の園児や明倫小特別支援学級の児童たちなどの参加も呼びかけていたが、今回はコロナ感染拡大防止の観点から同校児童だけでの実施となった。
この日演芸を披露したのは、風船で様々なキャラクターを作るバルーンパフォーマーの「ASUKA」さんと、重ね合わせた不安定な台の上でのバランス芸を見せる「はなまる」さんの2人。
児童らは、手に汗握るパフォーマンスを固唾をのんで見守った。
舞台のクライマックスで、はなまるさんが6つの台を重ね合わせた上に乗りポーズをとると、会場の興奮は最高潮に達した。
事業を企画した総括主事の小長谷ルミさんは、「聴覚障害の子たちは、抽象的な言葉を理解しづらい。今回の体験で、児童たちには教科書にも出てくる『ハララドキドキ』という気持ちを表す言葉をわかってもらえた」と話し、「私自身、本当に最後までハラハラドキドキしました」と笑顔を見せた。
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