お迎え準備は佳境へ
ウズベキスタンの国歌斉唱動画を撮影
投稿日時:2021年07月09日(金)
市内小中高生による合同合唱団
練習の成果を収録
開幕までいよいよ1カ月を切った東京オリンピック。ウズベキスタン共和国のホストタウンである当地でも、「平和の祭典」への準備が本格化しつつある。先月末には、市内在住の中高生による合同合唱団が、同国の国歌斉唱動画の撮影を行った。
市民と同国選手団らの直接交流の機会が、コロナ禍の影響を受けて限定的となる中、新たなホストタウン交流の模索が続いている。
市ではこれまでに、「市民・団体からの投稿動画」「舞鶴市とウズベキスタンの交流の歩み紹介動画」を制作。今回撮影された国歌斉唱動画は3つ目の動画で、完成を受けて応援動画「オルガ ウズベキスタン」が完結。
合同合唱団に所属する役40人は、その大役にふさわしい元気な歌声を披露した。
同団は「まいづる笑顔合唱団」「Harmony for MAIZURU」「舞鶴中高生合同合唱団」のメンバーに加え、公募で集まった数人によって構成される。
日星高講堂で行われた撮影では、コロナ禍の影響を受け練習時間が十分に取れない中ではあったが、集まった団員らは息の合った合唱を披露した。
しっかりと歌詞を覚えて臨んだという朝日心遥さん(新舞鶴小6)は「(応援する気持ちが)ウズベキスタンの人たちに伝わって、頑張ってくれたら嬉しい」と充実感を漂わせた。
異国の歌に興味を持ったという水野光さん(日星高2)は「歌詞は自然に覚えることができた。選手たちは舞鶴に来て頑張ってほしい」とエールを送った。
動画投稿サイトで国歌を覚えたという菊田こころさん(日星高3)は「発音が違うのでメロディーを合わせるのが難しかった。スポーツをする人もしない人も、聴いてくれた人が元気になってくれたらうれしい」と声を弾ませた。
合唱団の指導に当たった川﨑美耶子さん(37)は「コロナ禍でなかなか活動ができない中、ようやく収録出来て安堵している。みんな自宅でしっかりと練習ができており、とても良く歌えていた」と笑顔を見せた。
市では3日、同国選手団の事前合宿に向けた機運醸成を図るため、市民応援団や受け入れ対応関係者らを対象に完成した動画を披露する予定。また、動画編集ができ次第、ユーチューブの舞鶴市公式チャンネルで配信するとしている。
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