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NO.31 大江選手のポール(白糸濱神社から市政記念館へ)【舞鶴の名所旧跡】

NO.31 大江選手のポール(白糸濱神社から市政記念館へ)【舞鶴の名所旧跡】

投稿日時:2022年02月14日(月)

水無月、えびす、稲荷の3神社が祀ってある白糸濱神社の鳥居正面の拝殿に1本の「棹」が奉納してあった―。太さ一握りくらい、長さ3メートルの竹製で、これが舞鶴市出身のオリンピックメダリスト大江季雄(すえお)選手が使っていた棒高跳びのポールである。大江選手は昭和11年(1936)、第11回ベルリン大会で棒高跳びに出場し3位となったが、2位の西田修平選手と4.25メートルの同記録であったため、2、3位を分け合い、銀と銅のメダルを2等分してつなぎ合わせ、「友情のメダル」として、スポーツ界不滅の美談となった。このポールは、大会後はじめて舞鶴へ帰り、10月20日郷土の声援に応えて、新舞鶴校で妙技を披露した後、ここに奉納されていた。その後平成8年8月、舞鶴市政記念館に大江選手のコーナーが開設され、この記念のポールもここに展示されるところとなった。また、記念像は西舞鶴高に建立されている。オリンピックイヤーが巡り来ると、偉業を遂げた地元の英雄大江選手の話題が、また再燃する。

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